吊り下げて使用する場合の注意点
吊り下げて使用する場合の注意点
IO Quick-Change Couplerを使用して天井などから吊り下げて使用する場合、使用方法を誤ると安全性が損なわれ、事故やけがの原因となります。ご使用の際は、以下の点にご注意ください。
真鍮製のオスピン(旧仕様)
差し込み/抜き取り時のスムーズさが特長。吊り下げて使用すると少しの荷重でも滑り落ち、外れる危険性があるため吊り下げての使用は不可です。
抜き差し : ◎
吊り下げ : 使用不可
ステンレス製のオスピン(現行仕様)
天井などからの吊り下げ時に、滑り落ちるのを防ぐセーフティグルーブ付。
※安全性を高める仕様であり、落下防止を保証するものではありません。
抜き差し : 〇
吊り下げ : △
● 真鍮製のオスピンは吊り下げ用途で使用できません。
ステンレス製のセーフティーグルーブ付のオスピンは、取り付けるマイク等により5-10mmの隙間が発生します。その後、ロックと溝が噛み合う位置で固定されます。
使用荷重(20.4kg)の範囲内でご使用ください。
ただし、あくまで安全措置なので100%落下しないことを保証する機能ではありません。
● IO Quick-Change Couple
長時間の使用や不意な振動などにより、さらに隙間が広がり、最終的に 吊荷 が抜け落ちる危険性があります。
● 固定設備等での使用は避けてください。
IO Quick-Change Couplerは、クイックリリースによりセッティングを簡易にするための機構です。固定設備向けに設計されていませんので、長期にわたる固定設備での使用は避けてください。仮設で使用する場合でも設置後に異常を発見した際は、ロックを解除し速やかに吊荷を取り外してください。
● 落下防止ワイヤー等で安全策を取ってください。
IO Quick-Change Couplerは確実な固定を保証するものではありません。万一のためにワイヤー等で安全策を取ってください。
● 設置後に点検を実施してください。
定期的に点検を行って機構に不具合がないかどうか確認し、異常を発見した際はロックを解除し、速やかに吊荷を取り外してください。
※定期点検を行うことができない場所には設置しないでください。